　枕について

枕の豆知識①　～自然な睡眠姿勢～

	理想的な睡眠の姿勢

快適な睡眠姿勢は身体に負担のない起立時の自然な曲線を保つことが
理想とされています。(右図の自然体・・・頸椎に負担がない姿勢)

	理想的なかたち

	理想的な枕は、頭と首の部分(頸椎) を片寄らずにしっかり支えます。
頸椎の深さ(4.5～7cm)　　※頸椎・・・頭を支える7つの首の骨

	身長・体重にかかわらず、平均的な頸椎の深さは・・・

枕は何年も同じ高さ、形を保つことは不可能です。
エステル等わた類は3ヶ月、そばがら、羽毛、パイプ等は1年位を目安に
点検して下さい。
※枕の素材・敷ふとん(ベッド)により沈みの度合いを1～2cm考慮して下さい。

①適切な高さがある

個人差はありますが、頸部が3～5cmです。頭部、頸部、肩の3点を支える構造のもの。

②寝心地が良い

固さ、素材、大きさなど、自分の好みに合っていて、汗を自然に吸収し発散する、通気性、吸排湿性の良いもの。

③寝返りに適応する

人は眠っている間、少なくとも20回程度は寝返りをうつと言われています。仰向けでも横向きでも自然に寝返りができるもの。

①偏りやすい枕

首が落ち込み、頚椎を圧迫する。
浅眠、肩こり、いびきの原因になる。

②柔らかすぎる枕

頭、頸、顔まで枕にうもれてしまう。

③高すぎる枕

頸椎に負担がかかり、首痛、腰痛、手足のしびれの原因になる。

④頭のおさまりの悪い枕

首に痛みを感じ、頭だけが枕の上で左右に移動してしまう。

自分に合った枕を使うと自然な姿勢でリラックスできます。
また、合わない枕を使うときと比べ、頭・首・肩・腰などへかかっていた余計な負担をやわらげ、眠りやすい環境づくりに役立ちます。